技術コラム
2段シャフトを2部品へ分割することで、加工・材料コストを削減
旋盤・旋削加工品のコストダウンを実現するために、なにより重要なのが、設計の最適化です。今回の記事では、これまで旋盤加工に長年携わってきた当社の知見より、旋盤・旋削加工品のコストダウンを実現する簡易的な設計変更例をご紹介します。
VA・VE提案事例:2段シャフトを2部品へ分割することで、加工・材料コストを削減
当事例では、従来、下記のような形状の2段シャフト(材質:ステンレス)を一体で削り出ししていました。しかしながら、お客様より「なんとか量産コストが安くならないか…」とご相談をいただきました。そこで弊社にて検討を重ねました。
弊社より、この2段シャフトを2部品化し、圧入固定することをご提案しました。用途上、ステンレス材が求められていたのは棒部分でしたが、従来は全体がステンレス材であったため、材料コストに課題がありました。この形式とすることにより、土台部分をステンレス材から安価な素材へ変更することが可能となり、材料コスト削減につながりました。また、2部品とすることで、削り代も大幅に減り、歩留まりが向上、加工コスト削減にもつながりました。
旋盤・旋削加工のことなら、旋盤加工コストダウンセンター.comにお任せください!
いかがでしたでしょうか。旋盤・旋削加工コストダウンセンター.comを運営する矢田製作所では、単に旋盤加工を行うのみならず、加工図面に対するVA/VEコストダウン提案も可能であり、量産品のコストダウンを実現します。旋盤加工の委託先にお困りの皆様、まずは一度当社にご相談ください。
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