技術コラム
シャフトの分割・圧入による、加工・材料コストの削減

旋盤・旋削加工品のコストダウンを実現するために、なにより重要なのが、設計の最適化です。今回の記事では、これまで旋盤加工に長年携わってきた当社の知見より、旋盤・旋削加工品のコストダウンを実現する簡易的な設計変更例をご紹介します。
VA・VE提案事例:シャフトを分割・圧入による、加工・材料コストの削減
当事例では、お客様より下記のような形状のシャフトの旋盤加工をご依頼いただきました。お客様より「できれば量産コストが安くしたい…」とご相談をいただきましたので、弊社にてコストダウンにつながる設計変更を検討しました。

従来の形式では、丸棒部分の切削代が大きく、加工コスト・材料コストが高騰することが懸念点でした。
そこで、弊社より、このシャフトを2部品化し、圧入固定することをご提案しました。具体的には、φ26の受け部は別途加工を行い、φ6の細棒部分はミガキ材をそのまま使用するといった手法を取りました。これにより、削り代の大きかった細棒部分への旋盤加工が不要となります。その結果、大幅な加工コスト+材料コストの削減につながります。

旋盤・旋削加工のことなら、旋盤加工コストダウンセンター.comにお任せください!
いかがでしたでしょうか。旋盤・旋削加工コストダウンセンター.comを運営する矢田製作所では、単に旋盤加工を行うのみならず、加工図面に対するVA/VEコストダウン提案も可能であり、量産品のコストダウンを実現します。旋盤加工の委託先にお困りの皆様、まずは一度当社にご相談ください。