技術コラム
三価クロメート処理から無電解ニッケルメッキへの変更で精度向上

今回の記事では、これまで旋盤加工に長年携わってきた当社の知見より、旋盤・旋削加工品の品質向上コストダウンを実現する技術提案事例をご紹介します。
VA・VE提案事例:クロメート処理から無電解ニッケルメッキへの変更で精度向上
当事例では、お客様より下記のような形状の旋盤加工をご依頼いただきました。加工を行った後に、三価クロメート処理を行い、寸法公差幅 0.02以下の実現が求められていました。しかしながら、三価クロメート処理を行うと、どうしてても表面処理の特性上、メッキの厚みにバラツキが発生し前述の精度を実現することは難しい状況でした。


そこで、弊社より三価クロメート処理から無電解ニッケルメッキへの変更を提案しました。無電解ニッケルメッキでも、三価クロメート処理の目的である耐食性の向上は実現することができる上、メッキの厚みにバラツキが発生しないため、寸法精度の向上が期待できます。実際に当事例では、これにより、お客様のご要求であった寸法公差幅 0.02以下を達成することができました。
旋盤・旋削加工のことなら、旋盤加工コストダウンセンター.comにお任せください!
いかがでしたでしょうか。旋盤・旋削加工コストダウンセンター.comを運営する矢田製作所では、単に旋盤加工を行うのみならず、加工図面に対するVA/VEコストダウン提案も可能であり、量産品のコストダウンを実現します。旋盤加工の委託先にお困りの皆様、まずは一度当社にご相談ください。