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    技術コラム

    旋盤・旋削加工におけるVA・VE提案事例(材質編)

    旋盤加工コストダウンセンター.comでは、旋盤加工に対応するのみならず、お客様からいただいた旋盤加工・丸物加工品の図面に対し、形状変更や材質変更によるVE・VE提案を行っております。当記事では、材質に焦点を当て、当社が実際にこれまで手掛けてきたVA・VE提案事例の一例をご紹介します。是非、最後までご確認ください。

    >>旋盤・旋削加工におけるVA・VE提案事例(図面の描き方編)

    VA・VEのポイント①:黒皮材からミガキ材への変更によるコストダウン

    加工で用いる鉄工材料にはSS400やSPCC、SECCなどの幅広い種類がありますが、その上で”黒皮材”もしくは”ミガキ材”等の材料の仕上がりが指定されます。黒皮材とは、熱間圧延加工にて製造されており、表面が酸化している素材を指します。その一方で、ミガキ材は冷間圧延加工にて製造されており、滑らかな表面を持っている素材を指します。コストは、素材の特性上、黒皮材の方が安価であるため、コストダウンのために黒皮材が指定されるケースがあります。

    しかしながら、実際には黒皮材へ旋盤・旋削加工を行うと、ミガキ材と比較し、加工工程が増えてしまいます。これにより、加工費用がコストアップしてしまう恐れがあります。結果として、材料費が安くとも、黒皮材を用いた方が、トータルコストがアップするケースもあります。そのため、形状・求められる加工にもよりますが、黒皮材をミガキ材に変更することでコストダウンを図ることが可能です。

    実際に当社でも、お客様に黒皮材を指定されたケースでは、細かくすり合わせを行い、コスト抑制のために、ミガキ材を提案した実績もございます。

    VA・VEのポイント②:SUS304からSUS303への変更によるコストダウン

    一般的に、旋盤・旋削加工に用いられるステンレスとしては、SUS304が用いられることが多いといえます。しかしながら、SUS304は旋盤・旋削加工においては熱伝導率が低いことから、工具磨耗が早い材質ともいえます。加えて、切削加工後に排出される切屑は延びやすく、適切に対応をしないと加工中に製品に絡まり、加工トラブルにつながるケースがあります。つまり、SUS304は加工難易度が高く、求められる加工や精度によっては、加工コストが抑えづらいケースがあるのです。

    このような場合、当社では同様のステンレスでもSUS303への材質変更を行うことをご提案しています。SUS303はSUS304よりも加工性に優れています。工具磨耗による寸法変動も少なく、切屑の処理も非常に容易であるため、SUS303への材質変更により加工コストを抑えることが可能です。

    旋盤加工のことなら、旋盤・旋削加工コストダウンセンターにお任せください!

    旋盤・旋削加工コストダウンセンターを運営する矢田製作所では、今回ご紹介しましたVE・VE提案をはじめとし、様々なご提案をお客様に行っております。

    「旋盤加工品のコストダウンを考えている…」「もっと加工品の品質を向上したい…」「とにかく短納期で加工してほしい…」などなど、旋盤加工に関するお困りごとは、なんでも当社にご相談ください。

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